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2017年10月28日

 先週、日本矯正歯科学会が札幌市で開催されました。北海道での開催のため移動の時間やお金の負担が軽くてすみました。そればかりでなく、宇宙望遠鏡を使った大きなスケールの画期的発見から、幹細胞を利用した先端的再生医療、そして最新の矯正治療についてと盛り沢山の講演が用意されていて、大変有意義な学会でした。

その中の一つに、著名な矯正臨床医である菅原準二先生の講演がありました。今回の講演では、ご自身の長年の臨床経験から困難な矯正治療例を通して、現代の矯正治療における三つのエポックメーキングについて解説されました。

第一はマルチブラケット装置の進歩。この装置によってほとんどの不正咬合の治療が可能になりました。第二はアゴの手術を伴う外科的矯正治療の進歩。通常の矯正治療では歯の移動量は2~5mmですが、この治療により5mm以上の歯の移動や上下のアゴ自体の移動が可能になりました。そして第三はアンカースクリューの開発。短く細いスクリューを骨に入れることで、今まで出来なかった歯の移動が可能になりました。矯正治療が確実に進化していることを丁寧に整理していただきました。 

平成29年10月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)