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子どもの矯正ではどのような装置を使うのですか?

子どもの矯正では、皆さんおなじみの装置(マルチブラケット装置)とは別に、顎(あご)の成長を利用してその位置や大きさを治すための装置、そして数本の歯を動かすための簡単な装置がよく使われます。

チンキャップチンキャップ
チンキャップは300~500g程度のゴムの力を用いて、下顎が前方へ成長するのを抑える装置です。頭にはキャップと呼ばれる帽子を被り、下顎には顎当てを着け、それを大きな輪ゴムで引っ張ります。

顎の関節は口を開閉する回転の中心であり、また成長の場でもあります。引く方向はちょうどこの顎の関節の方向になるようにします。

頭に着ける装置ですので、寝ている時や勉強している時など家にいる間に使います。

上顎前方牽引装置上顎前方牽引装置
上顎前方牽引装置は100~150g程度の小さな輪ゴムを使って、上顎が前方に成長するのを促すと同時に、下顎の成長を抑える装置です。

顔にフェイスマスクという装置を当て、口の中にはリンガルアーチを着けて輪ゴムを架けます。チンキャップと同じく、家にいる間に使います。

ヘッドギアーヘッドギアー
ヘッドギアーはチンキャップと同じ300~500g程度の力を使って、上顎が前方に成長するのを抑えたり、上の歯並びを後ろに動かすための装置です。上の奥歯にチューブを装着し、そこにフェイスボウと呼ばれるワイヤーを挿入します。このフェイスボウを首の後ろにかけるゴム製のバンドで引っ張ります。この装置もチンキャップと同様に家にいる時に使います。

側方拡大装置側方拡大装置
側方拡大装置はエクスパンションスクリューと呼ばれるネジを奥歯に着けたバンドに繋げて上顎の真ん中に固定します。このネジを回転させる(1日に1、2回)ことによって少しずつネジを横に広げ、顎を大きくします。

上顎は左右一対の2つの骨からできています。右と左の骨は縫合というもので結合しており、子どもではわずかに隙間があります。そのため、ネジの力で左右の骨をゆっくりと離開させることができます。拡大したあと3~4か月、そのままにしておくと新しく骨ができてきます。

リンガルアーチリンガルアーチ
歯の裏側に細いワイヤーを沿わせ、奥歯に着けたバンドで固定します。これにさらに細いワイヤー(弾線)をロウ着して、その弾力で歯を動かします。装置の構造が簡単なためすぐに慣れます。また、清掃が容易であることも利点のひとつです。


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