2010年7月

かなり昔の話ですが、私の高校生時代の「政治・経済」は「倫理・社会」と並んで比較的マイナーな社会科の授業でした。もともと理系であったので、とりわけ勉強をしませんでした。その付けで今でも政治や経済には暗く、「円高」「円安」がすぐにピンときません。困ったものです...。
これではダメだと思い、危機的な状況にあると言われている日本経済を少しでも勉強しようと、ベストセラーになっていた辛防治郎の「日本経済の真実」を買って読みました。すべてを理解できませんでしたが、私のようなド素人でも戦後の高度経済成長のこと、バブル崩壊後の日本経済の問題、そしてなにかと非難される「小泉・竹中改革」などが分かったような気がしました。そして、日本政府は８００兆円以上の借金を抱え、今も増え続けていることも知らされました。賛否両論の書評がある本ですが、勉強不足な人間にも分かり易く読むことができるので、とても助かりました。