院長一言2012年6月10日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
春になると静岡県の友人から新茶を頂きます。お茶の本場の摘み立ての新茶なのでとても美味しく、いつも楽しんで飲んでいます。ある本にお茶は良いものをほどよい湯加減で煎じ、三杯目(三煎(さんせん))まで楽しむのがよいとありました。
一煎目では甘味を、二煎目では苦味を、そして三煎目では渋味を楽しむそうです。お茶はお湯を入れる毎に薄くなっていくのではないかと思っていましたが、入れる回数によって味が違っているとは知りませんでした。そこで調べてみると、お茶に含まれている味成分の出方が煎じる回数で違ってくるようです。一煎目にはうま味を持つアミノ酸(グルタミン酸、テアニン)が多く含まれるので甘味がでます。しかし、二煎目ではアミノ酸が減少し、カテキンやカフェインが増えてくるので苦味や渋味のあるお茶になるそうです。このカテキンには抗腫瘍性があり、腸癌の発生を抑制する働きが証明されています。日本茶には深い味わいと薬効のあることを改めて知りました。