2006年8月1日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
「オギノ式」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
私は最近まで避妊法の一つとしか思っていませんでした。ところが先日、この荻野学説は日本が世界に誇る医学上の大発見の一つだということを知りました。
荻野久作は家が貧しかったため、東大医学部を卒業して間もなく新潟市の竹山病院産婦人科に勤務しました。そこで沢山の妊婦や妊娠を望む婦人を診察しました。
大正時代で田舎だったので、子供は貴重な労働力と考えられていました。そのため、ヨメの第一条件は沢山の子供が産めることでした。結婚して三年以内に子供ができなければ離婚、という風習まであったそうです。
荻野先生は度々の妊娠と重労働で命を落とす婦人、懐妊できずに離婚される婦人を多く診ました。
そこで、受胎する時期がはっきりすれば妊娠や避妊が可能になると考えました。忙しい診療から得られた膨大なデータと向きあい、ついにヒトの受胎期を発見したのでした。
日本が誇る偉業の一つです。