院長の一言... 「偉大な先輩を偲んで」
今月初め、大変悲しいことがありました。
大学勤務時代に大変お世話になった先輩が病気で亡くなりました。一週間前の祝賀会では同じテーブルに座り、お話したばかりでした。そのため、訃報に接した時はにわかには信じられませんでした。
沢山の思い出があります。顎関節症治療のチームアプローチでは主任を務められ、私もチームの一員でしたので毎週、外来で診療をともにしていました。
さらに、札幌で日本顎関節学会大会を開催した時には、学会のプログラム作成や疫学調査、そして招待講師の先生達の橋渡しなどをされ、私たち実働部隊の頼もしいリーダーでした。
また、歯科医師や患者さんの保護者を対象とした歯科医師会主催の口蓋裂講習会が全道の都市で年に数回行われていました。その時には先輩と一緒にバスやJRで開催都市を周り、講演をしました。
地元の偉い先生達との会食などでは世間慣れしていない私を何度も助けてくれました。「持つべきものは先輩だ」と痛感しました。沢山のことがありましたが、今はもう遠い思い出です。
心からの感謝の気持ちとともにご冥福をお祈りします。
平成28年6月のある日