院長の一言... 「小学校の歯科検診」
5月、6月は新学期が始まる時期で、すべての学校で健康診断が行われます。毎年、歯科医師会から2校の歯科検診が割り当てられ、今年は毎年行っている小学校と初めて行く小学校の2校でした。その初めて行った学校の話をします。
小学校は帯広市の南にあり、診療所から車で30分と少々遠くにある学校です。全校生徒は約60人と小さな小学校です。いつもは数人の歯科医師と一緒に検診するのですが、今回は1人でした。1年生から学年順に検診したので、1年毎の口の中の成長変化がよく分かりました。矯正歯科が専門なので、子供達の成長は毎日のように見ているのですが、患者という特定の集団ではなく、一般集団の子供達の状態を見ることはほとんど無いのでとても貴重な体験でした。
さらに驚いたことには、むし歯のある子供が街中の子供よりも少なかったことでした。校長先生にお伺いすると、農家の子供が多く、若夫婦のほかに祖父母も育児に携わっているため、より多くの目が子供達に注がれて育てられているからだろうと説明されました。なるほど、と納得して帰ってきました。
平成26年6月のある日