2005年5月

　今年のGWが過ぎ一週間ほど経ちますが、TVではあの痛ましい事故「JR西日本福知山線脱線事故」の報道が続いています。
　国鉄がJRに変わってから史上最悪の列車事故になってしまいました。

　今回の事故の報道では驚きの連続でした。
　まずは、死傷者の数が時々刻々と増えていったこと。
　JR西日本の記者会見での事故原因が「置き石」や「運転手」など特定他者だったこと。
　さらに、同日にボーリング大会や飲み会が通常通り行われていたこと。
　日勤教育という自殺者まで出すような教育をしていたこと。

　それらを通じ会社の実態が明らかになっていきました。
　大事故は単一の原因ではなく、複数の原因が重なることによって起きます。
　でも、その根本は「誰のため、何のためのJRなのか？」を忘れていたことではないでしょうか。
　乗客の安全を第一に、次には迅速に、安価に、の順番だと思います。

　亡くなられた方々に対して心からのご冥福をお祈り申し上げます。