院長の一言... 「歯科医院のホームページで?!」
以前、日本矯正歯科学会で査定している矯正歯科医の資格として「認定医」「専門医」というものがあることをお話ししました。
いずれも厳しい審査を通った矯正歯科のスペシャリストです。5年毎に更新する義務があり、中には失効することもあります。矯正歯科医療の質を担保する資格です。一般の方からの質問への答にも「学会の認定医、専門医にお尋ねください」との一文をつけ加えます。
先日、ある会議に出席した折、歯科医院のホームページについて話題になり、その中身には一般の方に混乱や迷惑をお掛けするようなものがあるとのことでした。
その一つはプチ矯正、ブライダル矯正などと専門用語には無い言葉が使われていることです。このような矯正治療が特別にあるわけではありません。
そしてもう一つがこの資格についてです。ホームページの中には資格を失効してしまっているのに「認定医」や「認定医準拠」などと書いたり、さらには学会会員でないのに「認定医」と書いてあるものまであるそうです。
これらは明らかな資格の詐称ですので、何らかの規制手段が必要だと思います。
平成28年1月のある日