院長の一言... 「矯正歯科の学会について」
日本の矯正歯科分野で会員数が最も多く、最も長い歴史のある学会は「日本矯正歯科学会」です。1926年に創立されおよそ百年近くになり、現在の会員数は6000人を超えています。
大学の歯科矯正学講座に在籍する医局員や矯正歯科を診療科目とする歯科医師の多くが所属し、矯正歯科に関する学術活動や社会活動を活発に行っています。
学会にはさまざまな委員会が設けられ、その中で矯正患者さんに最も近いものが「国内渉外委員会」です。一般の方や患者さんからの質問やクレームなどを受け、学会の立場として回答しています。私は8年間その委員会に所属していました。
学会へのよくある質問とその回答は学会のホームページに掲載されていますので、ご覧いただくと参考になると思います。
学会には実にさまざまな質問が送られてきますが、その中で最も多いのが矯正治療費に関する質問です。転居などで治療が続けられなくなった場合や何らかの理由から途中で治療をやめたい場合はどうなるのかなどです。
保険外診療の場合が多く、治療費も高額なのでご心配になるのは当然です。
次回は具体的に紹介したいと思います。
令和4年10月のある日