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2018年5月28日

矯正装置で歯を動かすためには装置が発生する矯正力を歯に加える必要があります。その力が歯と接触する骨に圧力として伝わります。圧力が加わった骨の部分に破骨細胞が出現し、骨が徐々に吸収されます。その吸収された部分に歯が移動します。

このような訳で、矯正治療にとって歯に加える力をコントロールすることは治療の経過やその結果を左右する非常に大切なものです。前回は力のコントロールを考える上で重要な4つの要素、①力の大きさ、②力の方向、③力の分布、④力の時間を挙げました。

従来のマルチブラケット装置とアライナー型矯正装置とを比較して、これら4つの要素にそれぞれどの様な違いがあるのかを考えてみます。

まず一番目の「力の大きさ」について考えます。矯正治療で取り扱う力(荷重)は50~200グラム程度です。食べ物を噛む力が数十キロあるのに比べると、とても弱い力です。そして、この力の大きさは歯の歯根が接触する骨の面積によって異なります。面積が大きいほど、すなわち歯根が太かったり、長かったり、数が多ければそれだけ大きな荷重を歯に加えなければ歯は動きません。
  
平成30年5月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会専門医