院長の一言 「大学での講義」
明けましておめでとうございます。
昨年末に家族が一人増えたので、今年の正月は家族みんなと自宅でのんびり過ごしました。今年の冬は厳冬になるとの予想があたり確かに外気温度は低く、外に出るのが少々億劫に思える毎日でしたが、家の中は小さな子供のアクティブな好奇心で熱気を帯びた毎日でした。
毎年一月に大学講義を担当していますが、今年は冬期休暇明け早々にしました。
テーマは以前から一貫して「どうして不正咬合は治した方がいいの?」というもので、矯正歯科治療としては基本的な課題について自分なりの答えをまとめたものです。
この課題は歯科矯正学を勉強しようと思いはじめた時から頭の中にいつもあり、その答を見つけるためにいろいろと勉強したり、調査・研究をしたりしてきました。
小さな事ですが毎年何らかの新しい答えを見つけることができ、その要旨を講義に追加してきました。そのため講義内容は自分では「なるほど」と自己満足しているのですが、これをうまく学生に教えることは大きな難問になっています。
人に真意を伝えるのは難しい仕事です。
平成26年1月のある日