2008年9月1日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
今まで集めた資料をまとめ、亀の歩みのようになかなか進まなかった論文がようやく出来上がり、今月末には学会雑誌に投稿することができそうです。内容は開院以来続けてきたカリエスリスク検査(虫歯のなり易さを調べる検査)の結果で、矯正治療の前と後ではどのように変化したのか、を調べました。
この検査を始めたきっかけは同業の先生達からのお叱りでした。矯正専門として開業を始めた頃、一般歯科の先生に挨拶回りをしていました。その時に多くの先生から「矯正をすると虫歯が増えるんだよ」とお叱りを受けました。
でも、歯科矯正学の教科書には「歯並びが悪いと虫歯になりやすい」と書いてあるのです。歯並びが悪いと虫歯になりやすい、それを治すと虫歯がさらに増える!これはまずい!何とかしないと...それから8年がアッという間に過ぎました。
研究の結論は『治療後にはカリエスリスクが有意に低下した』。協力いただいた患者様とスタッフに心から感謝いたします。