院長の一言... 「大人の矯正患者さんについて その1:頻度と動機」
ここ数年の間に徐々にですが、当院へ来院される患者さんの状況が変わってきているように感じています。
以前の矯正歯科には小学生や中学生の患者さんが圧倒的に多かったのですが、最近は大人の患者さんが増えてきていることです。
この傾向は全国的なようで、その理由は「お口の健康意識の向上」や「健康な自分の歯を持っている大人が増えている」などが指摘されています。
当院で年齢を調べてみると、6年前の2013年には20歳未満が60%、20歳以上が40%、平均年齢が18歳だったのが、その5年後の2018年には両者とも50%で平均年齢が20歳でした。最高年齢は2013年では50代でしたが2018年では60代でした。
来院する理由(動機)ではもっとも多いのが「歯並びが悪い」「歯並びが凸凹」「口元が出ている」「写真に写った横顔が気になる」「口びるが閉じられない」などが多くありました。
これは乱ぐい歯(叢生)や出っ歯(上顎前突)の方が多く来院されていることだと思います。やはりご自分のお口の見た目や健康が気になり、それを良くしたいという強い願望があり来院されることが多いようです。
令和元年10月のある日