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2010年11月 1日

矯正歯科治療は矯正装置を使ってアゴや歯を動かしてかみ合わせと歯並びを治す段階(動的治療)と、リテーナーを使って動かしたアゴや歯がもとに戻らないように経過観察をする段階(保定)、の2段階です。動的治療に使う装置やテクニックはたくさん研究開発されていますので、十分な治療結果が得られます。でも、保定については今も分かっていないことが多く残されています。
ここ数年の間にアメリカやオーストラリアなど幾つかの国で、矯正歯科医が実際にどのように保定を行っているのか、という大規模なアンケート調査が行われました。それらの結果によりますと、上の歯には取りはずしのできるリテーナー、下には細いワイヤーを歯の裏に接着するリテーナーを使う先生が多くなってきています。「いつまで使うのか?」の質問については「できるだけ長く」と考えている先生が増えています。日本でも同様の調査が今年行なわれ、来年の2月に札幌の学会で結果が発表されます。

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)