院長の一言... 「大人の矯正治療が増えています」
先日、市内の情報誌の取材をきっかけに当院で矯正治療を受ける子供と大人の比率を調べてみました。初診時に矯正相談を受けた方を子供の矯正治療(15歳未満)と大人の矯正治療(15歳以上) の二つに分け、2005年と2015年の二時点でその比率を計算しました。
その結果、2005年では子供対大人は6:4でしたが、10年後の2015年では4:6と逆転し、大人の比率が増えていました。年齢層では20歳代がもっとも多く、次が30歳代で60歳代の方も治療を受けられています。
今もまだ「矯正治療は子供が受ける治療」と考えている方が多いようですが、実際には様々な年齢層の方が矯正治療を受けるようになってきました。それに伴い、幾つかのトラブルも起こっています。その一つが、転勤や結婚などで治療途中に転居しなければならなくなった、という問題です。この場合、通常は「転医」と言って、転居先の矯正医をご紹介し治療の継続を依頼する、という手続きをします。たた残念なことにこの手続きは矯正医の「義務」ではないので、治療前にあらかじめこの点を確認しておくことが必要です。
平成28年10月のある日