2013年4月

人の心と身体の健康はとても大切なもので、快適に生活するための最高の条件です。しかし愚かにも健康の有り難さを気づかない、または忘れてしまっていることがよくあり、失われて初めてそのありがたみを思い知らされます。

私の場合、一つは腰です。若い時から腰が弱く、「ギックリ腰」で病院に運ばれたこともあります。腰の調子が悪い時に顔を洗おうと中腰になると、ビリッと痛みが走り、洗っている顔が歪んでしまいます。背中をまっすぐにして普通に歩くこともできなったりします。そんな時はとにかく腰に負担が掛からないようにいつも注意して、ジッと安静にするしかありません。もう一つは指先です。仕事上、よく使う部位なので、荒れてしまうことがあります。そうなると、指先の指紋がまだらになります。ふだん何気なく指で物を掴んでいますが、指紋が無くなると掴もうとする物が滑ってうまく掴めなくなってしまいます。指紋は犯人探しの重要な証拠になるぐらいにしか考えていませんでしたが、手で物を掴む時の重要な滑り止めの役割をしていることに気づかされました。