院長の一言... 「矯正治療での四つの大切なポイント 3.矯正治療 その2
前回お話ししました矯正治療で大切な4つのポイントの第三弾、矯正治療の続きで、今回は具体的な矯正治療(動的治療)の内容について説明します。
矯正治療には「早期治療(1期治療)」と「晩期治療(2期治療)」の二種類があります
。「早期治療」とはアゴの骨の成長時期、乳歯から永久歯への歯の交換期に行われる治療で、主に小学生を対象とします。
色々な矯正装置を使って上下のアゴの位置関係や大きさを改善します(顎整形法)。また、乳歯から永久歯への正常な生えかわりを妨げる原因を除去したりします。
「晩期治療」は永久歯がそろってから始める治療です。マルチブラケット装置をすべての
歯に装着し、たくさんの歯を動かして正しい歯並びとかみ合わせに治します。
大人の矯正治療はこの晩期治療に入ります。
数十年前は矯正治療というと子供が受ける治療と思われていました。しかし、最近は大人の
方の治療が増えています。
この背景にはお口の健康志向の向上や矯正治療の進歩と普及が影響していると考えられています。
平成29年7月のある日