院長の一言... 「矯正歯科の専門医の資格について」
病院の看板などには「内科」や「外科」などその病院の主な診療科名が書かれています。歯科診療所では「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」の四つの診療科があり、さらにこれら診療科には専門医と言う資格があります。
矯正歯科には日本矯正歯科学会が認める三つの資格があります。
まず一つが「認定医」で、大学などの研修機関で5年以上の教育を受け、実際の治療例を提出し、試験に合格した者に与えられます。全国には3000人程度います。
次が「指導医」で、12年以上の矯正臨床経験と2年以上の教育歴を持ち、試験に合格した者に与えられます。
最後が「専門医」で、認定医を10年以上経験し、指定された治療例を提出し、試験に合格した者に与えられます。
この専門医制度は2006年から始まり、先日2回目の更新試験を受け合格証を頂きました。歯科の中でも矯正歯科の専門医制度は特に厳しい試験で、6000人以上いる学会の会員のうちまだ300人しか合格していません。さらに5年毎の更新試験があり、常に高いレベルの診療を維持していることが義務づけられています。
平成27年11月のある日