2007年11月1日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
今年、石見銀山が世界遺産の一つになりました。
この銀山の利権をめぐる激しい戦いについてNHK番組「その時歴史が動いた」で取り上げられていました。
その当時、日本では金を産出する鉱山はなく、石見銀山は日本で最も採掘量の多い銀山でした。そのため、さまざまな武将がその利権を狙っていました。
戦国時代という争乱の中で石見銀山の利権を掌中にしたのは毛利元就でした。毛利氏は豊富な銀を元手に貿易を行い、武器を手に入れて軍事力を蓄え、豊臣政権では五大老の一人になりました。
ところが、そのために関ヶ原の戦いでは西軍の大将となり、徳川家康に敗れてしまいました。
敗れた多くの大名はお取り潰しの憂き目に会いましたが、毛利氏は石見銀山を徳川氏に献上したため、お取り潰しにだけはなりませんでした。
かろうじて本州の西の端に外様大名として生き残ることができたのです。
その藩が250年後に徳川幕府を倒し、明治をつくった「長州藩」だったのです。