2006年11月1日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
先日、横浜で学会がありました。
面白い講演がいくつかあり、その一つに諏訪中央病院(長野県)の鎌田實(かまたみのる)先生の講演がありました。先生は「がんばらない」など多くの本も書かれている有名な臨床医です。演題は『「がんばらない」けど「あきらめない」―命を支えるということ』でした。
実際に先生が経験された患者様のお話をご紹介します。
二人の小学生を子供に持つ30代のお母さんで、スキルス腫瘍という悪性の胃癌に冒され、あと3か月と告知されていました。しかし、このお母さんは自分の子の卒業式を必ず見たい、という強い意欲を持っていました。そのため、6か月後の式に出席することができました。
しかも、その一年後の次の子供の卒業も祝うことができたのです。そして、その1か月後に天に召されました。
「生きるんだ!」という強い意志が癌のキラー細胞を活性させ、子供達の卒業を祝福したのです。
人の生命力の素晴らしさに改めて感動しました。