院長の一言... 「矯正の専門医とは?」
先週、名古屋市で日本臨床矯正歯科医会の学術大会があり、参加してきました。名古屋市は本州のほぼ中央に位置しているため、雪降りの真っ最中の北海道に比べるとずいぶん暖かな気候だろうと思って薄着していきました。ところがその日は今季最大の寒気が日本列島を覆っているという気象状況で、吐く息は白く、持って行ったマフラーや手袋は必須アイテムになりました。
今回の学会のテーマは「専門医とは?」でした。日本臨床矯正歯科医会の会員は矯正歯科を単科専門に開業している歯科医師であるという厳しい条件があるため、会員数も400名程度と少なくコンパクトな学会です。全員が矯正専門開業医なので、「専門医とは?」ということをいつも考えながら診療を行っています。結論としては良質で適切な治療を社会に提供するため常に自己研鑽を続けることでした。現実には矯正治療を行う歯科医は矯正専門医ばかりではありません。それら多くの先生達とどのように共存、互助していくのが適当なのか、という難問に対する答えは私達のこれからの大きな課題です。
平成27年2月のある日