2004年2月1日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
毎年、年の初めに非常勤講師をしている北大の4年生に向けた講義をします。講義の内容は「不正咬合による障害」、簡単に言うと「どうして不正咬合を直すのか?」というもので、在局時代に仲間と研究した幾つかの成果をオムニバス的に構成したものです。くさい所はオールカットのため面白くできていると思います。ただ、後輩から「スライドが汚い」と鋭く指摘されてしまいました。
教授から紹介をいただいていた時、「どこかで見た顔だな?」という男子学生が前の席に座っていました。次の瞬間に思い出しました。「あっ、僕の患者さんだ!」。小学生の頃から受け口の矯正治療をしていた○○くんが、今日は学生として目の前に座っていたのです。むこうは僕が来ることを前から知っていたらしく、小さく手を振っていました。ズッシリと時の流れを感じた瞬間でした。いつも以上に丁寧で分かりやすく、しかも延長サービスで講義をしたのは当然でした。冗談のような本当の話でした。