院長の一言... 「矯正治療での四つの大切なポイント 3.矯正治療
今回は矯正治療で大切な4つのポイントの第三弾、矯正治療のお話しです。まず、矯正治療の対象としているのは「不正咬合(ふせいこうごう)」です。これは大きく二つに分けられます。一つは上と下の歯の不正なかみ合わせです。たとえば「出っ歯」や「受け口」などです。二つ目は正しくない歯並び。たとえば「八重歯」や「乱ぐい歯」、「すきっ歯」などです。これらはいくつか複合して起こっていることが多いです。
不正咬合はそれが起こったからといって痛みが出たり、命に影響を及ぼしたりすることはありません。しかし、さまざまな不都合を起こします。第一は見た目の問題。歯並びが悪かったり、前歯が出ていたりすると「ちょっと恥ずかしいな」と思ってしまい、コンプレックスを感じます。矯正治療を希望する方の90%以上はこの悩みを持っています。ほかにも、食べ物がうまく噛めなかったり、滑舌が悪くなったりします。さらに、歯みがきがしづらく、食べ物が挟まりやすく、むし歯や歯周病になりやすくなってしまっています。お口や心の健全な状態を回復するためには矯正治療が必要になります。
平成29年6月のある日