院長一言2012年5月9日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
ゴールデンウィーク前の天気がしばらく良くなかったこともあり、残念ながら連休中には桜の開花は楽しめませんでした。でも、明けの最近になりようやくあちらこちらで北海道の春を告げる桃色の美しい桜の樹が見られはじめました。
今年の休暇中は読書をしていました。最近好んで読んでいる本は安岡正篤(やすおかまさひろ)の本です。有名な方ではないと思いますが、東洋思想が専門の思想家で、多くの政財界や文化人から師と仰がれ、終戦の詔勅の起草者の一人でした。その著書の中に樹相学の話があり、人間の盛衰に例えていました。樹には五つの相があり、第一は「懐(ふところ)の蒸(む)れ(トントン拍子でいい気になること)、次に「梢(うら)止まり(進歩が止まりはじめること)」、「裾(すそ)あがり(現実から乖離すること)」、「梢枯(うらが)れ(気力が下がり、身なりもみすぼらしくなる)」、「虫附(むしつ)き(害虫に食われるように、心身共に病み枯れていく)」の五衰です。日本を代表する道徳思想家だけあって、たくさん教えられました。