院長一言2013年1月9日【十勝・帯広で矯正なら!おびひろアート矯正歯科】
明けましておめでとうございます。昨年末は民主党が衆議院選挙で大敗し、閉塞感漂う日本を何とか元気にして欲しいという願いをこめた自民党の勝利となりました。その少し前に、iPS細胞を創作した山中教授にノーベル医学生理学賞が授与され、明るく元気な話題を提供してくれました。
iPS細胞は身体のさまざまな細胞に変化する能力を持つ画期的な細胞です。そのため、病気や怪我で失われた組織をiPS細胞によって作り出される新しい細胞に置き換えることによって治療する「再生医療」ができるようになります。しかも、iPS細胞は治療を受ける人から取り出した細胞を増殖させるので、臓器移植の際に起こる免疫の拒否反応を心配することがないのです。近い将来に臨床応用が期待されているものは「血小板減少症」、「脊髄損傷」そして「加齢黄斑変性」です。八十歳を過ぎた父はこの加齢性黄斑変性で片目の視力が低下し、大変な不便を感じています。その父がiPS細胞による治療の話を知り、「ぜひ受けて治りたい」と意欲を燃やし、これからの生きる目標になっています。