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2016年8月23日

近年、矯正治療を希望する成人の方が急増しています。その理由は健康な自分の歯を持っている人が増えていること、矯正治療がポピュラーになってきている、などが考えられます。また、目立たない装置が増えていることもあります。

その代表には歯の裏面に着ける「リンガル装置」と透明なプラスティックでできた「マウスピース矯正」があります。しかし、従来の装置と比べて欠点もあります。

リンガル装置は本人自身も見づらいので歯みがきがしづらく、しっかり磨かないと歯肉炎が起きて治療がスムーズにいかなくなることがあります。また、舌と装置が当たって食べづらくなったり、話しづらかったりします。さらに、装置の構造上従来の装置よりも歯の動きが遅いため、治療期間がどうしても長くなってしまいます。マウスピース矯正は歯を動かす量が多い場合や、重度の不正咬合には不向きです。また、取りはずしできるため、本人が毎日しっかりと装置を使う時間を確保しなければ治療が進みません。一見楽そうに見えても様々な欠点もあるので、装置の選択には十分注意する必要があります。 

平成28年8月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)