院長の一言 「リンガル矯正の研修」
年に一度、北海道矯正歯科学会の主催する研修会が秋に行われます。日本の優れた矯正歯科医を北海道にご招聘し、その先生の貴重なお話を一日聞かせていただきます。日常の診療に役立つたくさんのお話が地元で聞かれるというので、多くの学会員が集まり、熱心に聴講します。
今年は「リンガル矯正」という題で、東京で開業されている先生が講演されました。「リンガル」とは歯の裏側という意味です。
普通、歯の表側に矯正装置を付けて治療します。しかし、それでは見た目が気になってじっくりと治療が受けられないという患者様もいます。そういう方のために歯の裏側に装置を付けて治療する方法が30年ほど前に開発されました。
以来、需要に伴い急速な進歩を続けていますが、高度な技術を必要とするので、なかなか広まっていません。今回の講演ではこの難しいリンガル矯正治療に日々チャレンジをし、不屈の闘志をもって一つ一つの問題を解決し、素晴らしい治療結果を生みだしたその貴重な経験をつぶさに教えていただきました。目から鱗でした。
平成25年11月のある日