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2014年9月30日

矯正治療を受けるすべての患者さんが経験する最も不快な思いは「痛み」です。そして、患者さんが矯正治療の思い出として一番に頭に浮かんでくるのも「痛み」です。
その程度には個人差はありますが、どのような場合でもできるだけ痛い思いはしたくない、またできるだけ軽くあって欲しいと誰もが願っています。

矯正治療で起きる痛みは大きく分けて二種類あります。一つは歯を動かすために歯にかける力(といいます)によって起きる痛みです。この痛みは矯正力が歯根の周囲にある知覚神経(食べ物の堅さがわかる神経)を圧迫することで起きます。

通常、3~4日で無くなっていきます。もう一つは、矯正装置が口唇や頬の裏、舌などに接触することでできる傷から起きる痛みです。この傷も通常は一週間ほどで無くなってきます。

しかし、装置の形や大きさによっても違ってきます。また、脣や頬の動かし方は人によって違いますので、実際には傷の位置や程度も違ってきます。いずれも口という身体の中に装置という異物が入ることで起こる反応です。次回はその対処法を説明します。 

平成26年9月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)