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2005年11月 1日

 二宮金次郎(尊徳)の「二宮翁夜話(にのみやおうやわ)」という本があり、その素晴らしさを初めて知りました。
 それまでは、昔の立派な人で学校の校庭にある銅像の人、くらいしか知りませんでした。
 本の中に今の季節にふさわしい柿の話がありました。

 『柿の実をご覧。人の食べ物となるのか、鳥のえさとなるのか、落ちて腐るか、まだそれがわからない前に、枝葉の陰にある時の精力の運び方いかんで、実が熟して市場に出されて売られるとき、その値段は三厘になることもあり、五厘になることもあり、一銭になることもある。

 ・・・人もまたこれと同じである。
 親の手元で育てられているときは、身を修めて諸芸を学び、良く励んで努力したその徳によって、一生の生業は成り立つのである。
 人が「若い時に学べば良かった」と後悔するのは、柿が市場に出た時に、「枝についている時に、もう少し精気を運んで、太く甘くなれば良かった」と思うのと同じである。』

 この凛とした季節には、実に身にしみるお話です。

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)