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2016年7月21日

30~40年前の矯正治療はおもに子供が治療の対象でした。大学病院の矯正科では子供と大人の比率はおおよそ7:3くらいでした。ところが最近はその比率は半々くらいに変化しています。

特に大都市部ではほとんどが大人の矯正治療だそうです。このような社会変化から、歯の表側に着けるマルチブラケット装置が治療で最もよく使われるようになり、今では矯正装置の代名詞となっています。

マルチブラケット装置の原型は今から約120年前、アメリカの矯正医E.H.Angleによって作られました。彼は「近代矯正歯科の父」と呼ばれるもっとも偉大な矯正医です。

その後、沢山の治療経験や試作、研究が重ねられ、現在のような装置に改良されました。そのため、この装置はほかの矯正装置と比べほとんどすべての歯を同時に、いちばん早く、正確に、そして三次元的に動かす利点を持っています。そのような訳で、大人の矯正治療にはもっとも適した、都合の良い装置なのです。

この応用として歯の裏側に着けるリンガル装置という装置が40年前に考案され、徐々に増えて、改良が続けられています。

平成28年7月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)