院長の一言... 「矯正装置による痛みとは? その2」
前回は矯正治療によって起こる痛みの種類について説明しました。今回はその痛みの対応についてお話しします。
一つ目の痛み、歯を動かす矯正力によって起こる痛みは2~4日間程続きます。自然にズキズキ痛むのではなく、食べ物などが歯に当たって痛くなります。その間はお粥や麺類など軟らかい食べ物にしてください。痛みの程度には個人差があります。強く感じる方には鎮痛剤が効果的で、中でもアスピリン系やイブプロフェン系が良く効きます。レーザー照射も除痛効果があるといわれています。
矯正装置が頬の裏や舌に接触して起こる二つ目の痛みや不快感は一週間ほど続きます。その間や、それ以降も続いて深い傷になってしまった場合の対応として装置を覆ってしまうシリコンワックスを使ってもらいます。このワックスは簡単で便利なのですが、食事などの時にとれやすい欠点があります。そのような場合にはやや硬めのシリコンゴム製や高分子樹脂製の材料を使うこともあります。
まずは先生やスタッフに相談してください。 平成26年10月のある日