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2014年11月26日

日本矯正歯科学会が先日、千葉幕張で開催され、おもしろい発表があリました。
三人の高名な先生に対して、矯正治療の代表的な一つである上顎前突、いわゆる出っ歯の同じ患者さんをどう治療するのか?という質問に答えていただくものでした。

その回答は同一ではなく、三人ともちがう治療方法を答えていました。それぞれの先生は臨床経験の豊富な矯正専門医なので、治療結果は同じになることは確かです。この講演を聞いて一つの目標を達成する道筋は決して唯一ではないのだ、ということを改めて考えさせられました。

ある目的や問題に対して達成・解決しなくてはいけない時、ついつい「合理的で、効果的な最良の方法は何だろう」と考え、迷いがちです。でも、その答えは決して一つとは限らない。名峰・富士山に登る時に御殿場や吉田口のように幾つかのルートがあると同じように、その解決策も幾つかある。そのどれを選択するかの理由は、今までの知識や経験など多くの混じり合った要素を背景に自分にとって最良な方法を決めているような気がします。 

平成26年11月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)