«  2019年10月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

« 院長の一言...  「口腔癌と矯正治療」 | メイン | 院長の一言...  「標榜(名乗ること)のできる診療科名について」 »

2015年7月13日

今年の1月、日本臨床矯正歯科医会(日臨嬌)が会員へアンケート調査を行いました。ほかの歯科医院で矯正治療を受けていた患者さん(18歳以下)についての昨年1年間の実態調査でした。その結果、517人中288人(56%)と半分以上の患者さんが不適切な矯正治療を受けていたことが分かりました。この調査結果は3月のNHKテレビで取り上げられ、視聴者から大きな反響があり、質問が急増しました。「適切な矯正治療とはどのようなものか?」という事が十分に知れ渡っておらず、私たち矯正医の努力がまだまだ不足していることを痛感させられました。

そこで、日臨矯では矯正治療を受けるに当たり6つの指針をまとめました。①頭部X線規格写真検査をしていること、②精密検査、分析、診断を実施した上で治療を行っていること、③治療計画や費用などの説明をしていること、④治療中の転医(他の矯正医に引き継ぐこと)やその費用などを説明していること、⑤常勤の矯正歯科医がいること、⑥専門知識のあるスタッフがいること。機会ある毎にこれらの指針を普及させていこうと思っています。 

平成27年7月のある日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.art-kyousei.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/613

Archives

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。

おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)