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2015年6月15日

先日、大阪での学会に参加しました。矯正歯科と関連のある他の医学分野について勉強をする目的で隣接医学講演という講演があります。今回は「口腔癌と放射線治療」、口の中にできる癌(ガン)に対する治療の一つである放射線治療について専門の先生からお話を伺いました。滅多にない貴重な機会でした。

癌の主な治療には外科手術、薬物療法、免疫療法そして放射線治療があります。外科手術では癌細胞が浸潤した部位を大きく切除しなければなりません。口の中ですと上アゴや下アゴの骨、頬や舌、目などが失われることがあります。そのため審美的にも機能的にも大きなデメリットが生じます。

それに対して、放射線治療は放射線を癌細胞に当てて死滅させ正常な組織に回復させるので、組織を失うことなく癌を治すという大きなメリットがあります。そのほか、口の中の癌は虫歯などで鋭利になった歯による長期間の刺激によって起こること、口腔清掃が不十分な場合には治療の効果が低いことなども教わりました。ただし、矯正装置によって起こった例は今までないとのことでした。  

平成27年6月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)