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« 院長の一言...「上顎前突、いわゆる「出っ歯」について」その1 | メイン

2026年3月 2日

前回は大学で診療していた時の矯正患者の80%近くが反対咬合、いわゆる受け口の患者さんだったと話しました。では、当時はどうしてそんなに受け口の患者さんが多かったのかを振り返り、考えてみました。

矯正治療を受けたい、治療をしたいと考える一番の理由はやはり「見た目の問題」です。今までいろいろな調査から矯正患者のもっとも多い、90%以上の動機はこの「見た目」を指摘しています。

受け口の場合もそれにより見た目が悪くなります。患者さんの訴える具体的な内容としては「下あごが出ている」、「アゴがしゃくれている」、「横顔が気になる」、「下の前歯が出ている」などがあります。風刺漫画でも受け口の顔のイメージでは「魔女」、「意地悪なおばさん」、「陰うつな感じ、不機嫌な感じ」などとして表現されていることが多くみられます。

子供に治療を受けさせたいと来られる母親からは「子供が可哀想だから」とか「女の子だから」、「将来が不安だから」などと話される母親が多かったことを思い出します。

成人の患者さんもやはり小さい頃から受け口が気になっていて、社会人になったことを機会に治療を受けようと決意して来られる方も多くいました。

そのほかの理由では「しゃべりづらい」、「話が聞き取られにくい」などと発音を気にすることが多かったです。以前の研究結果から、受け口になると正しい口の形と違うようになるために発音が不自然になってしまいます。また、上と下の前歯が近づけないので「サ行」などの音が出づらくなることも明らかになっています。

受け口は不便なかみ合わせなのです。 

令和8年2月のある日

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おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)