«  2026年3月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

« 院長の一言...「AI(人工知能)と矯正歯科」 | メイン | 院長の一言...「上顎前突、いわゆる「出っ歯」について」その2 »

2026年1月28日

昨年、北海道矯正歯科学会で「開業10年目と20年目とでの当院患者の変化に関する実態調査」という演題名の発表をしました。昨年も書いたと思いますが、開業して25年間矯正治療を続けてきたその間に、治療を希望する方の不正咬合(歯並びやかみ合わせの異常)の種類がずいぶんと変わってきているのではないか?と感じたので調べてみました。

開業する前は大学病院に勤め、矯正治療を専門に仕事をしていました。医局に入った当初は患者さんのほとんどが反対咬合、いわゆる受け口の状態でした。当時は矯正歯科を専門に単科開院している歯科診療所が少なく、大勢の子供達が大学病院を受診していました。

必要とされる矯正装置は口の中にはリンガルアーチという数本の歯をワイヤーで動かす装置、口の外には下アゴの成長をコントロールするためのチンキャップという帽子のような装置で、それを使って治療をしていました。仲間の間では「チンリン」と言って話をしていました。

ある集団を対象として病気がどのくらい発症しているのかを統計学的に調査することを疫学調査といいます。1970~80年代の大学病院での矯正患者を対象とした不正咬合の種類についての疫学調査では神戸大学では37%、広島大学では39%、愛知学院大学では43%、福岡歯科大学や九州歯科大学では45%と発表されています。矯正患者の半分近くが受け口ということでした。

北海道大学による疫学調査はありませんが、その頃の担当患者の比率をみると8割近くが受け口であったように思っています。日本の中では九州地方と同じかそれ以上に北海道には受け口が多かったのではないかと考えていました。

令和8年1月のある日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.art-kyousei.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/783

Archives

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。

おびひろアート矯正歯科 院長 今井徹
おびひろアート矯正歯科
院長 今井徹

【所属学会】
日本歯科医師会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会

【経歴】
1979年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年3月 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1983年4月 北海道大学歯学部助手
1985年3月 北海道大学歯学部附属病院講師
1990年7月 日本矯正歯科学会認定医
1991年5月 文部省在外研究員としてアメリカ留学
1991年11月 北海道大学歯学部講師
1992年9月 日本矯正歯科学会指導医
1993年4月 北海道大学助教授
2000年8月 おびひろアート矯正歯科を開業
2006年11月 日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)